会計のチカラ / 経理キャリア論

経理の残業が多い人は
簿記とExcelが足りない

「残業=努力家」と評価される職場の謎を解く。長時間残業している経理担当の正体と、定時上がりを目指すために今やるべきことを4セクションで整理した短編。

4セクション
2必須スキル
3分で読める
この記事で言いたいことは1つ
残業の多さは努力ではなくスキル不足のサイン

経理現場には、毎日遅くまで残っている人ほど評価が高いという不思議な慣習がある。けれど中身を見ると、その人たちは 簿記の判断が遅い か、Excelで自動化できる作業を手でやっている だけ。

本記事の主張

残業が多いことを「努力」と誤解してはいけない。簿記とExcelをきちんと身につけ、定時で帰ることこそが本当のプロの経理。

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残業が多い人が「評価される」という謎
いまだに残っている職場の思い込み

経理の現場でよく見る光景があります。毎日遅くまで残っている人が、なぜか上司から「頑張ってるね」と言われている。

一方、テキパキ仕事をこなして定時に帰る人は、どこか「軽い人」扱いされる。

これ、おかしいと思いませんか? でも現実にこういう職場は多い。「残業=努力家」という思い込みが、いまだに根強く残っています。

違和感の正体

評価されるべきは「机に向かっていた時間」ではなく「期日までに正確に締めた成果」。時間は努力の物差しではない。

2
残業が多い人の正体
努力ではなくスキル不足が時間に出ている

長時間残業している経理担当者の実態を見ると、だいたいこのどちらかです。

  • 簿記の知識が足りなくて、仕訳を都度調べている
  • Excelが使えなくて、手作業でやるべきことを手入力している

スキル有り/無しの差

スキル不足の経理
仕訳のたびにテキストを引き直す。Excelは値貼り付けと電卓。同じ集計に1時間かけ、ミスも増える。
スキルあり経理
仕訳は瞬時に判断。関数とピボットで集計が数分。再現できるから締め日も読みやすい。

スキル不足が残業時間に直結しているだけで、努力家でも何でもないんです。

3
「定時上がり」こそ本当のプロ
理想的な経理像

僕が理想とする経理像は、定時に上がれる人です。

  • 仕訳の判断が速い
  • Excelで集計・分析を自動化できる
  • 締め作業をミスなく、スケジュール通りに終わらせる

これができる人は、残業なんてしません。むしろ、残業が多い人ほど「スキルに課題がある」と見られるべきです。

評価のものさしを変える

「遅くまでいる人」ではなく「短時間でミスなく締める人」をプロと呼ぶ。経理の評価軸は時間ではなく品質と再現性。

4
今のうちに2つをマスターしておく
将来の自分への投資

簿記とExcel、どちらも一朝一夕では身につきません。でも今から意識して学んでおけば、入社後・転職後に圧倒的な差になります。

残業で消耗する経理になるか、定時に上がれる経理になるか。その分かれ目は、今の自己投資にあります。

結論

「2つをマスターして定時上がりを目指す」——これが経理の正しい目標。

まとめ — 言いたいことの全リスト

残業=努力家 という思い込みを捨てる 残業の正体は簿記不足 or Excel不足 仕訳判断は調べるものではなく即決するもの 手作業でやってる集計はだいたい関数で済む プロ=定時に締める人 評価軸は時間ではなく品質と再現性 学びは入社・転職前の自己投資
本質

長時間労働は努力の証ではなく、スキル不足の症状。簿記とExcel、たった2つの基礎を磨けば、経理は驚くほど早く正確になる。